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世阿弥の世界(集英社新書) [本(日本文化]

『世阿弥の世界』
増田正造(能研究家)
集英社新書(2015)


秘すれば花なり。
秘せずば花なるべからず。

能はいかに隠すかを、
何世紀にもわたって磨きあげた演劇である。

良賈は深く蔵して虚しきがごとし。
少年鬼夜叉から世阿弥へ、小男だった
能の作品のほとんどが能役者自身により書かれた

能は、この世のことをあの世の視点で描き、人間界を動植物界からの視点で描くという、世界でも最も興味深い演劇形式の一つです。ヤドヴィガ・ロドヴィッチ=チェホフスカ

あらゆる演劇の中で一番出来た時代の束縛を受けないのは能ではないか。ドナルド・キーン

能は当時の政治情勢や思想と全く関係がなく、時代を越えたテーマを扱っている。三島由紀夫

心を十分に動かして、身を七分に動かせ。
五、六分の句はいつまでも聞きあかず。芭蕉

シンメトリーでない演劇空間、能楽堂

能は歩行の芸術とされ、足だけあれば能は舞えるとまで言われる。
体が心についていかないのが老人

世阿弥の祖母は楠正成の姉?
佐渡に流された世阿弥

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

製本が変。字が内側に入りすぎて読みにくい。
能がフランスで人気があるのは驚き。

・今日の一言(本文より)
秘すれば花なり。秘せずば花なるべからず。
감추면 꽃이 되고、감추지 않으면 꽃이 아니 될 것이다.
If it is hidden, it is the Flower, if it is not hidden, it is not the Flower.
秘则是花,公开就不是花了。

タグ:増田正造
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