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正法眼蔵(一)全訳注(講談社学術文庫) [本(仏教]

『正法眼蔵(一)全訳注』
増谷文雄(宗教学、仏教学)
講談社学術文庫(2004)


人のさとりをうる、
水の月にやどがごとし。
月ぬれず、水やぶれず。
人が悟りを得るのは、
水に月が映るようなものである。
月も濡れない、水もわれない。

尽十方世界、是一顆明珠。
長髪長爪、三四寸の爪の僧侶もいた宋
トイレに入るとき指を三度鳴らす

迎山の弟子妙信尼
懺悔はただ心においてするのみならず、
また口にいいあらわすことを肝要とする

仏法は悪いことをするなと聞こえるもの
たとい三歳の童子にいい得ようとも、八十の老翁も行じえまい。

まず衣食の心配がないようにして
心おきなく勉強しようという者には学問をする資格はない。

臨済の評価が最高だったのが巻が進み低下すること

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

各章に開題がついていてわかりやすい。
蘇東坡は悟っていたのか。

有時は主体的時間論
時は去らず過去も未来も今の中にある
すべての存在は時間を含み、時間のない対象など存在しない

仏とは過去と未来を観るもの。
悟るとは自らの過去と未来を観る、故に迷いがない。

・今日の一言(本文より)
自己をはこびて万法を修証するを迷とす、万法すすみて自己を修証するはさとりなり。
자기가 움직여 불법(佛法)을 득도(悟)하려고 하는 것은 미혹이고, 불법이 여기에 와서 자기를 득도시켜주는 것이 깨달음이다.
任运自己去修证万法为之迷,由万法来修证自己为悟。
運自己修證萬法謂之迷,萬法進前修證自己謂之悟。
Delusion is one's practicing and authenticating myriad things while carrying one's self to them. Enlightenment is myriad things' naturally practicing and authenticating the self.

タグ:増谷文雄
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