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孔子:戦えば則ち克つ(世界史リブレット人) [本(人物伝記]

『孔子:戦えば則ち克つ』
高木智見(先秦文化史)
山川出版社(2013)


質素で小さな孔子の墓
万人が仁を獲得した世界の実現を目指す
孔子の仁が誕生した歴史的背景を探る
春秋以前の君主は
戦争の最前線で指揮を取り戦闘行為に参加する戦士
孔子の父叔梁紇の二度の武勇伝、身長十尺武力絶倫
孔子は御術と射術に長けた戦士

母は顔徴在
身長九尺六寸
攻撃は交互に行われるべきという春秋時代の観念
軍礼の存在
前527年晋の荀呉の正義の戦い
宋の戦士に濃厚な軍礼は仁の精神の実践
春秋時代は貴族戦士の時代
軍礼の基盤が崩壊し始めたのが孔子の時代

勇は仁の出発点

血族的な共同体が崩壊し、祖先祭祀集団から析出された人々が自分自身を生きるようになったとき、孔子は、射術の錬磨の過程で己に克つ力を獲得し、それにもとづく仁愛によって人は結ばれるべきである、と主張したのである。

我战则克,祭则受福。礼记
我、戦えば則ち克ち、祭れば則ち福を受く。礼記

☆☆☆☆☆
難易度2/5 推薦度4/5

戦士としての孔子というこの見方はとても面白いと思う。

・今日の一言(本文より、中庸)
射有似乎君子。失諸正鵠、反求諸其身。
射には、君子のあり方に似たところがある。命中しないときにはも責任を自分自身に求める。
사유사호군자 실저정곡 반구저기신
활쏘기는 군자의 도와 비슷하다. 과녁을 맞히지 못하면 돌이켜 자신에게서 그 원인을 찾기 때문이다.
If a wise man did not hit the target with an arrow, he must see his own body.

タグ:高木智見
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