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脳科学は人格を変えられるか? [本(脳科学]

『脳科学は人格を変えられるか?』
エレーヌ・フォックス(心理学者、神経科学者)
文藝春秋(2014)


楽観が幸福につながるのは、
そうした思考によって、
人が人生に積極的に取り組むようになるからだ。
スーザン・セガストローム

扁桃体のはたらきは主に、危険を察知し、
人間がそれに反応するのを助けること

扁桃体を切除した女性の音声からの感情認識。
幸せ、悲しみ、嫌悪、驚きは変化なし、怒り、恐怖は減少

海馬の肥大の度合いが、運転手のキャリアに比例していた

局所性ジストニア、体性感覚皮質が融合、
二本の指の部分がまとまってしまったギタリスト

主たい感覚のどれかを失った人の脳内では、
使われなくなった領域のニューロンが他の役割のためにはたらき出す。

レオーネ。五日間の目隠し生活。
音を聞いたり物に触ったとき視覚野が反応するようになった。
脳内で使われていなかった回路が息を吹き返し、再利用された?

結核治療薬D-サイクロセリンが、恐怖消去の暴露療法で有効
マインドフルネス認知行動療法、感情を統御する部位に変化
学習性無力感は寿命にも影響
ポジティブとネガティブの黄金比は3:1

自分は心臓病にかかりやすいと信じている女性の死亡率は、そう信じていない女性の四倍にのぼった 
women who believed that they were more prone to heart disease were four times more likely to die than women did not believe. 

人生のあらゆる瞬間において、人間は過去の自分であると同時に未来の自分でもある。オスカー・ワイルド 
At every single moment of one's life ont is what one is going to be no less than what one has been. 

悲観主義者はすべての好機の中に困難を見つけるが、楽観主義者はすべての困難の中に好機を見つける。チャーチル 
A pessimist sees the difficulty in every opportunity. An optimist sees the opportunity in every difficulty. 

☆☆☆☆☆
難易度2/5 推薦度3/5

原題:Rainy Brain, Sunny Brain 
原題を訳すと雨天脳、晴天脳。
あるいは悲観脳と楽観脳かな。

悲観主義者と楽観主義者の認識の違い、
周囲への影響など。

・今日の一言(本文より、ハムレット)
For there is nothing either good or bad, but thinking makes it so. 
ものごとには良いも悪いもない。それを決めるのは当人の考えひとつだ。
세상에는 나쁜 것도 없고 좋은 것도 없다. 단지 생각이 그렇게 만들뿐이다.
无所谓好坏,只是有那种想法才弄成这样子。

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