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征服王朝の時代:新書東洋史3中国の歴史3(講談社現代新書) [本(東洋史]

seifuku_o.jpg 『征服王朝の時代』
竺沙雅章(中国近世史)
講談社現代新書(1977)


安史の乱から
河北三鎮では安禄山と史思明は
聖人としてあがめられ続けた

黄河以北の四鎮では廃仏を拒絶、禅仏教が隆盛
780年から両税法
茶にも税金をかけたため茶賊が横行

宋代には開封は百万の大都会に
いつも清流と自慢しているから、黄河にほうりこんで濁流にしよう。
農民生活の安定につとめた朱全忠

自分は30年のあいだ皇帝をやりたい。
はじめの10年で天下を統一し、つぎの10年で民生を安定させ、
おわりの10年で太平を致すのだ。世宗

むかしの人は、年30になってやっと立って歩けたのだね。
論語の講義を聞いたある節度使

文盲だった明宗
馮道を評価した王安石、否定した司馬光
科挙合格者。太祖の頃は平均9人、太宗の頃は平均50人
太宗は二度、遼に親征するも大敗、太宗自身も負傷
四川では宋初から鉄銭が流通
宋では夜行の禁なし。大通りに門をつくるのも自由に
人口が流動し、流罪が無意味に
南人官僚を採用しない北宋の方針
范仲淹、宋代第一の名臣、士大夫の模範

宋代は募兵制、兵卒が老弱でも止めさせられない、
失業者対策の生活保証
官吏の数。真宗1万、仁宗2万余、英宗2.4万

江南の地方官を歴任して
水利事業や貧農救済事業で大きな成果を上げた王安石:
均輸法、青苗法、市易法、募役法、保甲法、保馬法、重禄法、河倉法
蘇東坡を批判した王安石、美しい文章は無用

神宗と王安石と新法、哲宗の即位とともに新法廃止、
哲宗の親政とともに新法復活、徽宗即位で廃止、
徽宗親政で新法復活も自分の遊興費に充てる、花石綱

金の助力で燕京を奪還
張邦昌の楚国
金に通じた秦檜
劉豫の斉国
金の新道教。真大道教、太乙教、全真教
南宋の臨安杭州は百万人をゆうに越えた
賈似道の公田法
全真教が雑劇を布教に利用し雑劇が広まる

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

社会解説だけでなく人物エピソードも盛り込み面白く読める。

・今日の一言(本文より)
荊南国の江陵には当代最大の茶市があり、中原の商人がここに集まって茶を買い求めた。のちに後周の世宗となった柴栄も若いころ豪商に連れられて、ここにやって来て茶を商ったと伝える。
형남국(荊南国)의 강릉(江陵)에는 당대 최대의 차 시장이 있어, 중원(中原)의 상인들이 이곳에 모여 차를 구매했다. 훗날에 후주(後周)의 세종(世宗) 황제가 되는 시영(柴栄)도 젊었을 때 큰 장사꾼을 따라 이곳에 와서 차 장사를 했다고 기록되어 있다.
荆南国的江陵有当时最大的茶市,中原的商人聚在这里购买茶叶。据史记载后周世宗柴荣年轻时也被富商带到来这里买卖茶叶。
The city of Jiangling in the Jingnan kingdom had the biggest tea market of the time where the central district's merchants gathered to buy tea. It is said that when Shizong, who would become Hou-Zhou's emperor, accompanied wealthy merchants there and also traded in tea when he was young.

タグ:竺沙雅章
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