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大帝康煕:支那統治の要道(岩波新書) [本(東洋史]

dai_kouki.jpg 『大帝康煕:支那統治の要道』
長與善郎(作家、劇作家、評論家)
岩波新書(1938)


明が朝鮮に出した救援軍の費用は
二年間の予算に相当

17,8歳のとき読書のし過ぎで血を吐く
哲学をまで熱心に研究し、
余の疲労を覚えざるは、
その楽しめるが故のみ。

40歳のときマラリアにかかりキニーネで回復

キリスト教が流行らなかったのは中国の一夫多妻制度のため

ガルダンの戦いで皇帝自ら十万の軍を率いて遠征
57歳で初めて白髪が
背は普通より高い。恰幅がよい。顔に痘痕あり。額大きく、口は立派
純粋に学問に興味を持っていた

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度2/5

"云ふまでもなく、喇嘛教は低級なる婆羅門教の迷信と混合したる佛教の最下等な偶像崇拝宗である。"

"この一書がもし、今日支那に日本が進出し、工作する上の一参考ともなることがあれば、誠に本懐である。"

外国人がどうやって漢族を支配するかの例として書かれたらしい。時代だな……

・今日の一言(本文より)
惟愿天下义安,生民乐业,共享太平之福而已。
天下を安んじ、生民業を楽しみ、共に泰平の福を享くることを願ふのみ。
단지 천하가 평화롭고, 사람들이 활발하게 일하고, 함께 평화를 즐길 수 있게 되는 것을 원할 뿐입니다.
I only wish for the world to become peaceful, all people to work with vigor, and everyone to enjoy peace together.



『康煕帝伝』
ブーヴェ(フランス、イエズス会士)
東洋文庫(1970)


康煕とは平和の意味
弓は左右利き
土木事業を好まない

康煕帝は宮中で育ったのではない、
北京の堅実な庶民の生活の中で育った

整った立派な顔立ち

オルガンやチェンバロを製造させて演奏させる、
西洋音楽を愛好した
釣りや漁、狩猟も好む

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度2/5

タグ:長與善郎
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