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一遍と時衆の謎:時宗史を読み解く [本(仏教]

『一遍と時衆の謎:時宗史を読み解く』
桜井哲夫(時宗僧侶、社会思想史)
平凡社新書(2014)


大菩薩峠、遊行上人、戦前期、
戦後、阿弥衆、「世阿弥」と「お国」、
網野史学、一遍聖絵、
出生から再出家まで、旅立ちから熊野まで、
遊行の旅へ、時衆の誕生、京都に入る、
旅のなかで、入寂の地へ

江戸時代の遊行上人は制度化されて擁護、
将軍の御朱印を受けた大事業に

加持祈祷が大人気に
髪の毛の長い毛坊主

秀吉は父なしの子、本当に卑賤の生まれ、ストリートチルドレンだった

お国は末期時宗の沙弥尼
伊勢神道も天台本覚思想の影響下に生まれた
神仏の本質は同じ
法然、親鸞、日蓮みな不拝の立場だが神々の存在を否定してはいない

一遍は融通念仏を勧進する遊行聖
善悪を区別せず救おうとする時宗は、
善悪を区別して悪を救おうとする真宗に吸収されていく
真宗の聖経で機法一体を説く『安心決定鈔』は西山派

空也は、天台宗の僧で、醍醐天皇の五番目の皇子という説もあり、
念仏を唱えながら各地をまわり井戸を堀り、橋をかけた。
踊りまわって板敷きを踏みおとす人も

ふればぬれ ぬればかはく袖のうへを あめとていとふ 人ぞはかなき
さけばさき ちればおのれと ちるはなの ことわりにこそ みはなりにけれ

13世紀末キリスト教会の広まりが職業賤視の始まり。
阿部謹也

16年間で念仏札の結縁者数は251724人
徳川家の先祖は時宗の僧侶だった

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

・今日の一言(本文より)
はねばはねよ をどらばをどれ はるこまの のりのみちをば しる人ぞしる
跳びたければ跳べばいい、踊りたければ踊ればいい、若い馬のように跳ね回るという、仏の教えは、わかる人にはわかるのだから
뛰고 싶으면 뛰, 춤을 추고 싶으면 춤춰. 젊은 말처럼 뛰어다닌다는 부처의 가르침은 알 수 있는 사람에게는 알 수 있으니까.
想蹦就蹦,想跳就跳,就像少马跳来跳去,这样的佛教教义,知道的人都知道。
If you want to jump you can jump, if you want to dance you can dance, Buddha's teaching about frolicing like a young horse, some people may not understand but others will.

タグ:桜井哲夫
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