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康煕帝(中国人物叢書) [本(人物伝記]

『康煕帝』
間野潜龍(東洋史学)
人物往来社(1967)


幼帝として即位して後に実権を握った
康煕帝、ルイ十四世、ピョートル大帝

ルイ14世は
17世紀ヨーロッパを代表する象徴、
世界の太陽王
全国家が自分にあり、
全人民の意志は自分の意志のなかにある。
ルイ14世

愛妾陳円円が取られたことを知り
呉三桂は態度を変更
陳円円を殺そうとした李自成、結局解放し、陳円円は呉三桂と再会
北京を陥落させ明の最後の王を殺した呉三桂が明の仇討ちを掲げて挙兵
八年間、十省に広がった三藩の乱

一介のラマ修行僧ガルダン、蒙古からチベットにかけての
ラマ教によるジュンガル帝国の建設を目指すも康煕帝に破れ服毒自殺

ねずみ色の毛皮の服をつけた、やせて背の高いドルゴンの姿
学問を好み書と絵に巧みな順治帝
熊賜履、オバイを弾劾、オバイに処罰を求められるが康煕帝が保護
専横にふるまうオバイを、集めて練習させた力士に取り囲ませて投獄

財政窮乏のため売官、1677年から三年間
黄河の堤防工事の視察
40歳のときマラリアにかかるもキニーネにより快癒
三度以上、仏教の聖山五台山に登る
酒も飲まず煙草は一番嫌い

天下黎元皆朕赤子,朕最悯念者有三等人:一读书寒士,一饥寒穷民,一无知犯法之人。
天下の人民はすべてみな朕の赤子である。その中でも最も気にかかるものに三種の人がある。一つは読書の寒士、一つは飢寒の窮民、一つは無知で法を犯す人である。

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

p90から康煕帝が登場。

及讀大易,觀象玩占于数實,覺義理理悦心,故樂此不疲
大易を読むに及んでは観象玩占し、実際に義理が心を悦ばせることを知った。ゆえにこれを楽しんでいるのであるから、少しも疲れない

場面ごと完全に光武帝のコピー発言してるじゃん!

・今日の一言(本文より、康煕帝八歳)
惟愿天下义安,生民乐业,共享太平之福而已。
ただ天下が平和になって、人々が生業にはげみ、ともに太平の福をうけることを願うだけです。
단지 천하가 평화롭고, 사람들이 활발하게 일하고, 함께 평화를 즐길 수 있게 되는 것을 원할 뿐입니다.
I only wish for the world to become peaceful, all people to work with vigor, and everyone to enjoy peace together.

タグ:間野潜龍
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