新V式改:メモ&通訳用速記法 [考えたこと]
V式速記をベースに長さの段階を二つに減らしたV式改というのを考えて練習していたが、やはり全面的に改編した方がよいようだ。それで子音の割り当てを大幅に入れ替えた新V式改というのを考えた。以下が子音の一覧。
(例)あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ、ぱ、ふぁ
タ行、サ行、ラ行は短線だったのを長線へ変更し、短線にはア行、カ行、ハ行を割り当てる。大の半円にはマ行とナ行を、小の半円にはファ行とパ行、ヤ行はア行の促音、ワ行はミニ半円、濁音は線頭切り線とする。
もともと疑問だったのは、ア行よりタ行が短い線だったこと。子音の分だけ長いタ行が線も長い方が直感に合っているのだ。
また似た音が似た線形になるようにさらに工夫した。もともとタ行、サ行、ラ行は舌音で似ているが、この新V式改ではア行、カ行、ハ行は喉音で似ているし、マ行とナ行は鼻音で似ているし、ハ行の半濁音のパ行が曲線の強さの差になって似ているのだ。マ行とパ行、ナ行とファ行は間違えやすいが、文脈でわかるので問題はない。
※音素表
"ら行"、"や行"の拗音カギは鋭角にし、長音カギはカーブにする。冒頭をカーブにすると線全体がカーブして"さ行"、"か行"になりやすいため。
(例)りゃくず、ゆうしゅう
濁音。語頭では鋭角のカギ線をつけ、語中では前の線に重ねる。これは前の発音からのリエゾンによる連続という濁音の音韻学的特徴と一致するのだ。"ら行"と"あ行"には濁音がないので混同は起こらない。
(例)さいがい、じんじゃ、きょうどう
ひゃ行、びゃ行、みゃ行。
(例)びょういん、びゃくや、みょうあん、みゃくはく、みゅーたんと
マ、パ、ファ行はカーブが強いので、線の終わりだと次の線が書きにくいことがある。その場合は、真ん中のふくらみ部分から続ける。
(例)メガネ、パスポート、ファスナー
●7種類の終音=音節末の子音を設定する。
"ん,-n"と"む,-m"。"ん"は小さな丸をつけ、"む"には大きな丸をつける。混同しやすいが、"ん"と"む"は文脈上間違える可能性はほとんどない。
(例)さんかく、タイムマシン
長音(う、い系と、-ng)。長音は線尾を軽くカールする。
(例)かい、とう、いい、こうこう
次は漢字音のク(-k)。平べったい円をクとする。
(例)きょういく、かくせい
"えき"など"え母音"のときの"く"とするルールに、"し"の後の扁平円は"き"のルールを追加する。漢字音で"しく"はなく"しき"があるため。
(例)こうしき、しきてん
促音のッ(-t)と漢字音のツ(-t)。線末で反転して小さくはねる。
(例)ふっかつ、らっぱ
外来語などの"ップ(-p)"には垂直方向への楕円をつける。促音のッを続けて円にするもの。
(例)こっぷ、らっぷとっぷ、きっぷ
語中のル(-r)をンの円から線がはみ出たものとする。
(例)たるたるそーす、くるくるまわる
長音+ん,るは、長音の折り返しの後で丸を書く。
(例)トーン、ツール
●よく使う助詞
よく使う助詞"は・も・が・の・を・に・へ・で・と"を短くする。は=わ、を=うぉ、で、はそのままで。助詞"も"は小さく。助詞"へ"は"え"を短く。助詞"と"は点に。助詞"の"は小さな"の"を離して書く。"が"は終端の右上に離して短い"つ"方向線、助詞"で"は短く、"に"は終端の右下に離して短い"い"方向線とする。
(例)速記は、速記も、速記が、速記の、速記を、速記に、速記へ、速記で、速記と
●文末略号
接続詞や文末についての略号を作る。文末の"~だ"、"~である"、"~です"などは直線を長く引く。肯定の接続"~で"、"~して"などは上向きのカーブ、否定の接続"~ではなく"、"~ない"などは下向きのカーブ、逆接の"だが"、"しかし"などはチェックマーク、強調の"特に"は○、追加の"さらに"、"また"、"だけでなく"はつながった+マークとする。通訳用なので同じ意味は同じ符号とする。
(例)決定である、包装して、リンゴではなく、しかし、特に、だけでなく、
●道具
こうした速記の練習に最適なのが、パイロット ジッキースーパーライトで、購入して練習用に使っている。
より細い線で、本体が小さく、ワンタッチ消去が必要ならこちらよいようだ。
ワールドパイオニア かきポンくん 簡易筆談器
ブギーボードの方が人気があるらしいが、店頭で確認したところ、黒地に白の線のため見にくく、私はお勧めしない。
(例)あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ、ぱ、ふぁ
タ行、サ行、ラ行は短線だったのを長線へ変更し、短線にはア行、カ行、ハ行を割り当てる。大の半円にはマ行とナ行を、小の半円にはファ行とパ行、ヤ行はア行の促音、ワ行はミニ半円、濁音は線頭切り線とする。
もともと疑問だったのは、ア行よりタ行が短い線だったこと。子音の分だけ長いタ行が線も長い方が直感に合っているのだ。
また似た音が似た線形になるようにさらに工夫した。もともとタ行、サ行、ラ行は舌音で似ているが、この新V式改ではア行、カ行、ハ行は喉音で似ているし、マ行とナ行は鼻音で似ているし、ハ行の半濁音のパ行が曲線の強さの差になって似ているのだ。マ行とパ行、ナ行とファ行は間違えやすいが、文脈でわかるので問題はない。
※音素表
"ら行"、"や行"の拗音カギは鋭角にし、長音カギはカーブにする。冒頭をカーブにすると線全体がカーブして"さ行"、"か行"になりやすいため。
(例)りゃくず、ゆうしゅう
濁音。語頭では鋭角のカギ線をつけ、語中では前の線に重ねる。これは前の発音からのリエゾンによる連続という濁音の音韻学的特徴と一致するのだ。"ら行"と"あ行"には濁音がないので混同は起こらない。
(例)さいがい、じんじゃ、きょうどう
ひゃ行、びゃ行、みゃ行。
(例)びょういん、びゃくや、みょうあん、みゃくはく、みゅーたんと
マ、パ、ファ行はカーブが強いので、線の終わりだと次の線が書きにくいことがある。その場合は、真ん中のふくらみ部分から続ける。
(例)メガネ、パスポート、ファスナー
●7種類の終音=音節末の子音を設定する。
"ん,-n"と"む,-m"。"ん"は小さな丸をつけ、"む"には大きな丸をつける。混同しやすいが、"ん"と"む"は文脈上間違える可能性はほとんどない。
(例)さんかく、タイムマシン
長音(う、い系と、-ng)。長音は線尾を軽くカールする。
(例)かい、とう、いい、こうこう
次は漢字音のク(-k)。平べったい円をクとする。
(例)きょういく、かくせい
"えき"など"え母音"のときの"く"とするルールに、"し"の後の扁平円は"き"のルールを追加する。漢字音で"しく"はなく"しき"があるため。
(例)こうしき、しきてん
促音のッ(-t)と漢字音のツ(-t)。線末で反転して小さくはねる。
(例)ふっかつ、らっぱ
外来語などの"ップ(-p)"には垂直方向への楕円をつける。促音のッを続けて円にするもの。
(例)こっぷ、らっぷとっぷ、きっぷ
語中のル(-r)をンの円から線がはみ出たものとする。
(例)たるたるそーす、くるくるまわる
長音+ん,るは、長音の折り返しの後で丸を書く。
(例)トーン、ツール
●よく使う助詞
よく使う助詞"は・も・が・の・を・に・へ・で・と"を短くする。は=わ、を=うぉ、で、はそのままで。助詞"も"は小さく。助詞"へ"は"え"を短く。助詞"と"は点に。助詞"の"は小さな"の"を離して書く。"が"は終端の右上に離して短い"つ"方向線、助詞"で"は短く、"に"は終端の右下に離して短い"い"方向線とする。
(例)速記は、速記も、速記が、速記の、速記を、速記に、速記へ、速記で、速記と
●文末略号
接続詞や文末についての略号を作る。文末の"~だ"、"~である"、"~です"などは直線を長く引く。肯定の接続"~で"、"~して"などは上向きのカーブ、否定の接続"~ではなく"、"~ない"などは下向きのカーブ、逆接の"だが"、"しかし"などはチェックマーク、強調の"特に"は○、追加の"さらに"、"また"、"だけでなく"はつながった+マークとする。通訳用なので同じ意味は同じ符号とする。
(例)決定である、包装して、リンゴではなく、しかし、特に、だけでなく、
●道具
こうした速記の練習に最適なのが、パイロット ジッキースーパーライトで、購入して練習用に使っている。
より細い線で、本体が小さく、ワンタッチ消去が必要ならこちらよいようだ。
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ブギーボードの方が人気があるらしいが、店頭で確認したところ、黒地に白の線のため見にくく、私はお勧めしない。
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