SSブログ

植物と哲学(中公新書) [本(哲学思想]

『植物と哲学』
山下正男(西洋哲学史)
中公新書(1977)


牧畜文化ということばは
矛盾したことばづかい

人間はいわば逆さまになった植物である。
ベーコン

すべての哲学者はプラトン主義者か
アリストテレス主義者である。

仏教の因果、因はhetu、果はphala

葱はバラを生まぬ。
An onion will not produce a rose.

釈迦が涅槃に入ったとき
沙羅双樹の八本のうち四本が枯れて真っ白になった。
釈迦といえども涅槃は全面的寂滅ではなかった

王陽明。天道にはもともと善も悪もない
キリスト教が自然の梯子において人間と動物とのあいだに断絶を入れたのに対し、
仏教は動物と植物とのあいだに断絶を入れた。
アッシジの聖フランシス、あらゆる被造物の平等を主張。小鳥や狼にも説教した

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度2/5

植物イメージによる哲学史。
p36の引用文はトマトとイチゴを混同していないだろうか?

・今日の一言(本文より、論語)
君子之徳風也。小人之徳草也。草尚之風必偃。
君子の徳は風なり、小人の徳は草なり。草はこれに風を加うるとき必ず伏す。
군자지덕 풍, 소인지덕 초. 초상지풍, 필언.군자의 덕은 바람이요, 소인의 덕은 풀이라, 불 위에 바람이 불면 반드시 굽히나니라.
A nature of gentlemen is a wind. A nature of others is grass. Grass must bow when the wind blows.

タグ:山下正男
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
愚の力(文春新書)朝鮮史の女たち ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。