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生命のからくり(講談社現代新書) [本(生物学]

『生命のからくり』
中屋敷均(植物、染色体外因子の研究)
講談社現代新書(2014)


生命の歴史は、自己肯定と自己否定の葛藤の中で
生命のからくりの中心にあるのは二つの自動機械

一般的なウイルス。
ゲノムサイズが1-2万塩基対、遺伝子数は10前後
ミミウイルス。
ゲノムサイズが120万塩基対、遺伝子数は911、代謝酵素を複数保有
パンドラウイルス。
ゲノムサイズが247万塩基対、遺伝子数は2556
細菌のカルソネラ。
ゲノムは16万塩基対、遺伝子数は182
最大のゲノムを持つ生物はキヌガサソウ。
塩基数1.5x10の11乗
最小のゲノム、ウイロイド、
RNAの塩基数は250個

DNAの複製。岡崎フラグメント。
DNAが二つに分かれて、
一本になったところに新しい塩基対が追加される。
一つはほどけたところから一つずつ、
もう一つは一定量をまとめて逆向き

後者の不連続鎖は連続鎖の10-100倍の突然変異率
一世代で60塩基ほど変異する

化学進化時代の次はRNAワールド

菌根菌PLS1、一つの菌糸から13もの遺伝子型が検出

多くの生物にとって集団の一部が死ぬのは
表皮細胞が日々死ぬのと同じようなもの

Whennever a spontaneous process is too slow or too inefficient a protein will evolve to speed it up or make it more efficient.
自発的な化学反応が遅すぎたり非効率すぎれば、タンパク質はそれを速く、効率的にするように進化する。

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

遺伝子の大きさは生物ごとに全然違う。
進化の歴史は謎が多い。

・今日の一言(本文より)
サルがタイプライターの鍵盤をランダムに叩いても、シェークスピアにはならない。
원숭이가 타자기의 글자판을 마구 두들겨도 셰익스피어의 작품을 쓸 수는 없다.
猴子随便打了打字机的键盘,也不可能写出莎士比亚的作品。
Even if a monkey randomly hits keys on a typewriter it cannot become like Shakespeare.

タグ:中屋敷均
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