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中国を追われたウイグル人:亡命者が語る政治弾圧(文春新書) [本(中国事情]

『中国を追われたウイグル人』
水谷尚子(近現代日中関係史)
文春新書(2007)


東トルキスタン独立運動
世界ウイグル会議の現主席、ラビア・カーディル
中国十大富豪
信教の自由や母語を使用する権利が尊重されていない

人民解放軍が東トルキスタンに来たとき、
五年後に帰るという約束だった。
カザフに20万人のウイグル人、
中央アジアで150万人

江沢民のヨーロッパ歴訪時、
魏京生グループと世界ウイグル青年会議が行く先々を追いかけてデモ

1997年イリ事件
関係者の相次ぐ交通事故死
ウイグル人の悪性腫瘍発生率は漢人より35%も高い

97年のイリ事件について多く記事を書いたのは朝日新聞の清水勝彦記者、
イリ事件の勃発まもなくウイグルの民族問題について
質の高い論考を掲載したのは岩波書店の世界、
トフティ事件の詳細を報道したのは共同通信の西倉一喜記者、
ウイグル人亡命者の村を最初に報道したのはNHKの秦正純

☆☆☆☆☆
難易度2/5 推薦度3/5

ウイグル人亡命者が語る政治弾圧の現状。
政治と宗教の問題は共産党では解決できようもない。
文化がまるごと宗教であるような地域は、
共産党とは相容れないわなあ……

・今日の一言(本文より)
グアンタナモはアメリカ合衆国の法が適用されない「誰の土地でもない場所」だから、軍事裁判の結果には控訴する権利がない。
관타나모는 미국의 법률이 적용되지 않는 "누구의 토지도 아닌 장소"이기 때문에, 군사재판의 결과에는 항소할 권리가 없다.
关塔那摩是不受美国法律约束的"没有所属的土地",所以对那里的军事裁判的结果谁都不能上诉。
People have no authority to appeal the results of a military trial (in Guantánamo) because Guantánamo [is no man's land/belongs to no one] so the laws of the United States cannot be applied.

タグ:水谷尚子
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