SSブログ

生命起源論の科学哲学:創発か、還元的説明か [本(生物学]

『生命起源論の科学哲学:創発か、還元的説明か』
クリストフ・マラテール(科学技術史、哲学)
みすず書房(2013)


原題:Les Origines de Lavie 2010

きわめて図式的に言えば、
この概念が意味するところは、
全体というものには、
部分の性質や構成からは論理的には導くことができず、
予測することもできない新しい性質があるということである。

さまざまな創発の定義。創発という概念の曖昧さ
演繹不可能性としての創発
生命の起源の検討、実用主義的な創発概念の提案
創発=説明できないこと
生命の二つの定義方法

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度2/5

さまざまな創発の定義。創発という概念の曖昧さを指摘する。

カール・セーガンは、万人が納得するような生命の定義は存在しないとしている。
しかし何が生命であるかはほとんど一致する、それなのに定義できないのはなぜか。
言語の構造的誤解によるのである。

・今日の一言(本文より)
生命の出現は、科学が進歩すれば還元的な説明がなされ、創発と考えなくてよくなる。
생명의 출현은 과학이 진보하면 환원적인 설명을 할 수 있고 청발이라 생각할 필요도 없어진다.
科学进步的话,我们能还原性地说明生命的起源,不需要创发的想法。
If science advances we can give a reductive explanation for the birth of life, we don't need to think of it as emergence.

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
女子と愛国わかりやすい法華経 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。