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ヨーロッパ史における戦争(中公文庫) [本(軍事]

『ヨーロッパ史における戦争』
マイケル・ハワード(戦争研究、戦略研究者)
中公文庫(2010)


原題:War in European History 2009

ヨーロッパの起源は戦争という鉄床の上でたたき出されたのだ。
1 The origins of Europe were hammered out on the anvil of war.

しかも八世紀に鐙がフランク族の間で一般に用いられるようになると、馬は機動性のためばかりでなく戦闘のためにも使われるようになった。
And once the stirrup came into general use among the Franks, in the eighth century, the horse could be not simply for mobility but for fighting.

一人の騎士とは六人程度の槍騎兵のチーム

シャルル八世。初の近代的陸軍。
騎兵、歩兵、砲兵。国庫から支払われる俸給

大砲は中世の城の役割を終わらせた

スイスの国営産業としての戦争
金がなければスイス人はいない
今や、戦争の術全体が金銭に還元できる。
支払う資源がないとき。私掠免許状の発行

すべての兵種から成る自律的師団

十二万のフランス軍が二ヶ月行軍の距離を鉄道で十一日間で移動

19世紀のライフル銃の出現
迫撃砲と機関銃と手榴弾で武装した第一次大戦のドイツ突撃隊

アルジェリアはフランスの植民地ではなく
国内行政の一部門として統合されていた

ハワードの確信。平和は戦争によってもたらされる

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

戦争の社会、経済、技術史。

なるほど、法的に言えば、
日本と朝鮮の関係とフランスとアルジェリアの関係は
そっくりなんだな。

・今日の一言(本文より)
by the beginning of the ninth century specie was rare in Europe and land the only source of wealth.
九世紀の初めまでにヨーロッパでは、貨幣は稀となり、土地が唯一の富の源となった。
9세기 초까지는 유럽에서 화폐는 드물어지고 땅이 유일한 부의 원천이 됐다.
到9世纪初的欧洲,货币成为稀罕物,土地是唯一的财富来源。

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