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秀吉の朝鮮侵略と民衆(岩波新書) [本(歴史]

『秀吉の朝鮮侵略と民衆』
北島万次(日本中近世対外関係史)
岩波新書(2012)


第一次は明征服が狙い
第二次は朝鮮南四道の分断支配が狙い

李舜臣からかわった元均の無能
二重スパイの要時羅

全羅道と忠清道からの兵糧補給により抵抗を続けた
島津軍が泗川で38717の首級を挙げる
平壌の戦いで小西行長が敗戦し日本軍は劣勢となる

全羅左水営の240名の船大工の職人集団
漕ぎ手は射手の4-5倍の人数
鮑作人。済州島出身の船上生活する人たち。窃盗や倭冦に荷担も

降倭に陣中の娯楽を認めた李舜臣
降倭也汝文。弥右衛門
降倭将沙也可。加藤清正の家臣。金忠善となる
初めて朝鮮侵略と書いた鈴木良一

鼻切りは朝鮮側にあまり記録されず
降倭は日本側にあまり記録されない

もし、この讐を殲滅すれば、死すともまた、恨まず。李舜臣

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

前半は戦争の展開を丁寧に解説し、
後半は一般兵士たちの過酷さを資料から解説する。

・今日の一言(本文より、李舜臣の最後の言葉)
戦いまさに急なり。慎んで我が死を言うなかれ。
싸움이 한창 급하다 내가 죽었다는 말을 하지 말라.
前方急,愼勿言我死。
The fighting is at its peak (now). Keep my death a secret. Don't tell anyone.

タグ:北島万次
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