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群れは意識をもつ:個の自由と集団の秩序(PHPサイエンス・ワールド新書) [本(生物学]

『群れは意識をもつ:個の自由と集団の秩序』
郡司ぺギオー幸夫(内部観測、複雑系)
PHPサイエンス・ワールド新書(2013)


☆☆☆☆☆
千数百億の神経細胞が集団となったとき、
そこには単なる集団を超えた
「意識」が出現するというが、
何か根本的な勘違いがあるように思う。
意識が神経細胞の群れが生み出すというのは正しい。
神経細胞の群れとアリや動物の群れの違いに鍵があるのだ。

意識は短期の記憶=作動記憶であるという認識が必要。
記憶なしに意識は成立しない。
動物の群れは記憶しないので意識たり得ないのだ。
意識の本質は記憶する群れかもしれない。

・今日の一言(本文より)
群れに対する対処の仕方や環境を変えてやることで、ミナミコメツキガニの群れにおいて時計、身体、計算機という三つの装置を設けることができた。
떼에 대한 대처 방식이나 환경을 바꿔 주는 것으로 미나미코메츠키가니의 떼에 있어서 시계, 신체, 계산기라는 3가지 장치를 만들 수 있다.
通过调整对群体的接触方式和环境因素,在短趾和尚蟹的群体中设置出了钟表、身体和计算机的三种装置。
By changing the environment and how we treat the group of crabs, we equipped a group of the Asian soldier crabs with three things which are a clock, a body, and a calculator.

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