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ヒトの心はどう進化したのか:狩猟採集生活が生んだもの(ちくま新書) [本(心理学]

『ヒトの心はどう進化したのか』
鈴木光太郎(実験心理学)
ちくま新書(2013)


ヒトの6大特徴:
大きな脳、直立二足歩行、言語と言語能力、
道具の製作と使用、火の使用、文化

ヒトだけの特徴:
ものを投げる、指差しする、まねをする、嘘をつく、
相手の心を読む、ありもしないことを考える

直立二足歩行は腰痛の直接の原因ではない
チンパンジーは15万頭

アルゼンチンの一万年前の遺跡の岩壁に描かれた大量の手は九割以上が左手

cookとは火を通すこと
火を指す名詞はbpf系統。吹く動作に由来

火をよって調理することで不要になった咀嚼筋が弱くなり、
頭蓋骨全体をきつく縛っていた筋肉の拘束が弱まり、
脳は大きくなることができた。

190万年前の化石人類の頭蓋の内側にブローカ野のふくらみの痕跡
ネアンデルタール人もFOXP2遺伝子がありホモ・サピエンスと同一

ラスコーの洞窟壁画。天井は高いところで4メートル。足場が脚立が必要

ボーダーコリーのリコは250語を識別して物をとってくる
ダルマさんが転んだや隠れんぼは狩りに必要なスキルのトレーニングの側面がある

gameはもとは狩猟での獲物を意味した

サルはミラーニューロンがあるのにサルまねしないのか

人間は待っていてくれる人がいるからこそ生きていられる

☆☆☆☆☆
ヒトの心の進化の解説書。よくまとまっている。

チンパンジーの握力は200-250kgって、
凄すぎ。

・今日の一言(本文より)
Kintaro doubts that you know that she has heard that I was really in trouble.
キンタローは、ぼくが困っていたことを彼女が耳にしたということをあなたが知らないんじゃいかと思っている。
긴타로는 내가 곤란해 하고 있었던 것을 그녀가 들었다라는 것을 당신이 모르는 것이/게 아닌가라고 생각하고 있다.
金太郎想你不知道她听说了我的难处。

タグ:鈴木光太郎
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