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量子という謎 [本(物理/天文]

『量子という謎』
白井仁人(量子力学の哲学)
勁草書房(2012)


波束の収束は箱のなかの測定相互作用終了時に起こるのであり、観測者が箱を開けて知覚する前に猫の生死は確定している

量子力学における遠距離相関を用いて信号を伝達することは不可能である
コッヘン=シュペッカーのNO=GO定理

シュレーディンガー 
波動関数で表された実在の波が存在する。
波粒が存在する。エディントン

多世界解釈によって射影公準という余分な仮定を排除できるが
世界が多くあるという過剰な存在論が問題視される

多歴史解釈は多世界解釈に似るが一世界解釈

測定していないときに波だとする解釈:
時間対称化された量子力学の物質波解釈

マーミン:
コペンハーゲン解釈を一言で言い表せといわれたら、それは「黙って計算せよ!」である。
If I were forced to sum up in one sentence what the Copenhagen interpretation says to me, it would be 'Shut up and calculate!'

☆☆☆☆☆
時間対称化された量子力学の物質波解釈というが、
私の考えに近い感じだ。
シュレーディンガーの猫はもちろん謎でも何でもなく、
ただ機器が測定したときに決定するだけという、
当たり前の解釈が物理学でも常識のようだ。

・今日の一言(本文より、ファインマン)
だれも量子力学を理解していないと言って差し支えない。
I think I can safely say that nobody understands quantum mechanics.  
나는 양자역학을 이해하는 사람은 아무도 없다고 말해도 좋으리라 생각한다.
我想我可以放心地说,没有谁理解量子力学。

タグ:白井仁人
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