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性格とはなんだったのか:心理学と日常概念 [本(心理学]

『性格とはなんだったのか』
渡邊芳之(心理学)
新曜社(2010)


性格とは行動に表れる個性

武田家に仕えた軍学者小幡勘兵衛の武士の6タイプ

気質temperament:
生まれてからすぐ現れ、ある程度の期間持続する行動の個人差

性格character:
現象として現れる個性的な行動パターン

人格personality:
行動パターンを生み出す心理学的構造の全体を指す概念

知能を性格や人格に含めるかは議論が分かれる

一貫性論争:
人か状況か論争
性格概念は傾性概念か理論的構成概念か

行動主義における性格は、
環境と人間との相互作用の結果生じる行動パターン
行動は人と状況との相互作用で定まる

通状況的一貫性のなさという性格:
裏表のある人、内弁慶、自分勝手、気まぐれ

ビッグファイブの性格論、行動遺伝学と進化心理学、質的方法
個人とその性格が五次元空間を状況の変化によって
空間内を自由に動き回ることもできる

☆☆☆☆☆
ときに性格と呼ぶべきものが見えないのは
性格でないものを性格と誤認すれば、一貫性はなくなるし、
分析の方法が甘いのが原因と思う。

・今日の一言(本文より)
この本は一貫性論争を軸にして心理学における性格という概念の用いられ方を分析する。
이 책은 일관성논쟁을 축으로 해서 심리학에 있어서의 성격이라고 하는 개념의 사용법을 분석한다.
这本书以一贯性论争为轴分析在心理学上的性格概念的运用。
With the consistency dispute at the core, this book analyzes how psychology's definition of character charged.

タグ:渡邊芳之
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