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西郷隆盛:西南戦争への道(岩波新書) [本(人物伝記]

『西郷隆盛:西南戦争への道』
猪飼隆明(日本近代史)
岩波新書(1992)


西郷隆盛と大久保利通と有事専制について。

西郷率いる薩摩兵、蛤御門の変、第一次征長戦争
薩長同盟の相手は桂小五郎=木戸孝允1833-1877
軍略家として比類なき軍好き

五箇条の誓文・福岡孝弟1835-1919
政体書の公布・副島種臣1828-1905

七人の太政官:
議政官(立法
行政官(行政
神祇官(行政
会計官(行政
軍務官(行政
外国官(行政
刑法官(司法

岩倉具視1825-1883の四か条建議書:
政体建定・君徳培養・議事院創置・遷都不可

明治二年の官吏公選
選挙に反対の山内容堂1827-1872
天皇は倫理的価値の体現者として政治的判断力は求められず
横山正太郎の諫死・時弊十か条の建白・竹の笹付け
大久保利通と廃藩置県
実施の責任者は参議筆頭の西郷隆盛

日本史の変革期、分裂割拠から統一に向かうと必ず征韓論が生まれる
西郷と自由民権運動の関係者の提携
西南戦争に加わった民権派
士族反乱派と民権派の敵は有事専制=官僚
天皇親政を期待した西郷
官軍と薩摩軍の放火略奪

東京日日新聞の福地桜痴1841-1906
郵便報知新聞の犬飼毅1855-1932
かちあい弾:弾丸が空中で衝突
民衆への謝罪の気持ちはなし
風船砲弾、軽気球、地雷火、水雷、ロケット

☆☆☆☆☆
私があまり幕末維新の頃の話が好きになれないのは、
どの英雄たちも、国だけを見て、民衆を見てないんだよね。
まあそういう思想が最初からなかったということだろうけど。

・今日の一言(本文より)
大きく叩けば大きく鳴り小さく叩けば小さく鳴る。
크게 두드리면 크게 울리고 작게 두드리면 작게 울린다.
크게 치면 크게 울리고 작게 치면 작게 울린다.
打得大就响得大,打得小就响得小。
If you strike him hard, he rings loudly; if you strike him lightly, he rings a softly.

タグ:猪飼隆明
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