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宇宙になぜ我々が存在するのか(ブルーバックス) [本(物理/天文]

『宇宙になぜ我々が存在するのか』
村山斉(素粒子物理学)
ブルーバックス(2013)


反物質は1932年に宇宙線の中から発見された
キュリー夫人の夫は1933年電子の反物質である陽電子を生み出した
反物質は重さは同じも電気の性質が反対になる
0.25gの反物質の破壊力は広島の原爆と同じ
10億分の二ほど物質が反物質より多かった

宇宙の73%は暗黒エネルギー。23%は暗黒物質。普通の原子は5%以下
宇宙でもっとも多い粒子はニュートリノと光子
ニュートリノとは電気的に中性でとても小さい粒子の意味。
中性微子。ベータ崩壊で発生する

超新星爆発のエネルギーの99%はニュートリノに変化して星の外に放出される

1998年ニュートリノに質量があることが判明
ニュートリノは弱い力にしか反応しない。
光速より遅く運動する。非常に軽い質量を持つ

右巻きのニュートリノは見つからない
反ニュートリノは右巻き
左巻きの反ニュートリノは見つからない
素粒子は重さがない。重さを与えるのがヒッグス粒子

ニュートリノのみ物質と反物質が入れ替わる
素粒子は空間を通り抜けるときにヒッグス粒子に邪魔されることで重さを獲得する
2012年7月4日スイスのCERNでヒッグス粒子発見

CERNの実験が、長い間探してきたヒッグス粒子と思われる粒子を観測した。
CERN experiments observe particle consistent with long-sought Higgs boson.

ヒッグス粒子は真空そのもの。エネルギーは126GeV
重力子。ヒッグス粒子、運動、位置エネルギーで働く
インフレーションの後にビッグバン
重力波で光が揺れる
宇宙が3kmぐらいの大きさになったとき粒子と反粒子のバランスが崩れた

☆☆☆☆☆
ニュートリノがまさに宇宙を秘密を解く鍵というわけ。
宇宙の神秘を易しく語る。推薦の一冊。

・今日の一言(本文より)
ニュートリノを追い越して振り返って見ると、反ニュートリノとなる。
뉴트리노를 추월해서 뒤돌아 보면 (그 뉴트리놀는) 반뉴트리노가 된다.
越过中微子回过头看的话,它变成反中微子。
If you pass by a neutrino and look back at it, the neutrino changes to an antineutrino.

タグ:村山斉
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