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数学の文化人類学 [本(数学]

sugakunobunka.jpg 『数学の文化人類学』
R・L・ワイルダー(数学)
海鳴社(1980)


原題:Evolution of Mathematical Concepts(数学概念の進化)1968

数学は理想的には、
凡庸な精神をして複雑な問題を迅速に解かしめる一つの道具である。

数学者の多くが数学を芸術だと考えていることは驚くにあたらない。

数学の公式はその発見者より賢い
たいていの目的の場合、十二進法は十進法より優れている
数の性質は星から星へ移っても変わりはしない

言語の単数形、両数形、複数形
いちにさんしごろくななはちきゅうじゅうで
ななのみ古代日本語由来で他は中国語由来でしちひち

バビロニアのゼロの発明は紀元前400-300、
マヤは西暦紀元初頭

ゼロの発明を促進したソロバン
contactはもともと名詞で著者の若い頃は動詞として使えなかった

ピュタゴラス:友とは220と284のようにもう一人の私である者だ

幾何学geo-metry=ギリシャ語で土地+測量
バビロニア数学に幾何学なし
幾何学はギリシャ数学より

公理:普遍的性質
交準:幾何学的仮定

数学が論理学の拡張という考えは今日あまり支持されていない
数学者ディーンズ:数学は幾何学を含まない
視覚的に考える数学者と考えない数学者

分数に整数を含めると分数=循環小数

科学の概念が外的実在から遠ざかれば遠ざかるほど、それらは人間の環境を制御するようになる

・今日の一言(本文より)
数は天体のように、不変で永遠であった。数は理解しうるものであったし、数の科学は宇宙の鍵であった。
수는 천체같이 불변하고 영원했다. 수는 이해할 수 있는 것이고 수의 과학은 우주의 열쇠였다.
数字是像天体一样不变而永远。数字是能理解的东西,数字科学是宇宙解密的关键。
Numbers are permanent and eternal like the heavenly planets. Numbers are understandable, and the science of numbers is the key to the universe.

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