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イスラームとは何か(講談社現代新書) [本(歴史]

『イスラームとは何か』
小杉泰(イスラーム学)
講談社現代新書(1994)


イスラム教がよくわかる良書。お勧め。

イスラームとは帰依すること
メッカ=マッカは文明世界の外にあった
アラブ部族の詩の戦い
40歳の女商人未亡人ハディージャと結婚、6人の子供
最後の子供は50歳のときに生んだことになる

ムハンマドは読み書きができなかった
クルアーン=読まれるもの
聖書=書物
神の啓示を預かるので預言者
成年男子の最初の信者アブー・バクル、最初のカリフ

マッカを追われて8年後マッカに無血入城
ムハンマドにより半島が統一
ムハンマドの死後20年でペルシャ帝国を滅ぼす。
80年でスペインを征服。120年後には唐軍を破る

ムハンマドにジンが憑いている、ペテン師というものはいない、
誠実な人として知られていたため

サウジアラビアやアフガニスタンの国旗には
アッラーのほかに神はなしと書かれている

六信五行
六信:神、天使、啓典、使徒、来世、定命
啓示:アブラハムの教え、モーセの律法、
ダビデの詩篇、イエスの福音、ムハンマドのクルアーン

クルアーンは詩的言語の力で聞く者を納得させる
ミナレット尖塔は声で礼拝時間を伝えるため
ドームは導師の声が反射して響くようにするため

ムハンマドの11人の妻、多くが寡婦や離婚者
一夫多妻も完全平等待遇が条件

ハディースの偽造
音で伝える耳から覚える文化
ダードを発音する者たち:アラブ人
現在のサウジアラビアの法学者最高位ビン・バーズ師は盲目

教会組織はない、モスクは地域コミュニティーの管理
10億のムスリム全員が一つのウンマ|共同体をなす

スンナ派四大法学派:
アブー・ハニーファ|ハナフィー学派、マーリク、
シャーフィイー、イブン・ハンバル

スーフィーのスーフは羊毛のこと
シーアとは党派のこと

パグダードは平安の都の意味、
最盛期は150万人、三万のモスク、一万の公衆浴場

スンナ派とはその他大勢のこと
カイロ=勝利の都の意味
クロワッサンの三日月形はイスラームの旗印

・今日の一言(本文より)
There is no god but Allah.
アッラーのほかに神はなし。
알라 외에는 다른 신이 없다.
世上沒有主只有阿拉。

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