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平成不況の本質-雇用と金融から考える(岩波新書) [本(経済学思考法]

『平成不況の本質』
大瀧雅之(マクロ経済学、景気循環論)
岩波新書(2011)


失業こそが所得配分の不公正を招く最大の原因である。
景気を失業率でなく経済成長率で捉える誤り。

インフレは税。インフレ税はストックに対する課税。

失われた10年は金融機関のみ。

インフレ税は一般市民から金融機関役員など高額所得者への所得移転。

有効需要の不足の原因は国内投資が対外直接投資に代替されているため。

所得税と相続税贈与税を元に戻すこと。

証券優遇税制をやめること。

☆☆☆☆☆
IT批判は意味不明。

日本的経営の良さはどう考えても幻想だろう。
労働時間が長く円安で強かっただけ。
欧米の1.5倍の労働時間で物作りすればいいものができるのは当たり前だ。

インフレが税であることは正しく、だからこそ優れているのに……
リフレ政策に対する理解がひどすぎる。

・今日の一言(本文より)
失業こそが所得配分の不公正を招く最大の原因である。
실업이야말로 소득 배분의 불공평/불공정을 초래하는 최대의 원인이다.
失业才是导致收入分配不公平的最大原因。
Unemployment itself is the biggest cause/factor contributing to inequality in income distribution.

タグ:大瀧雅之
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