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認知・機能言語学-言語構造への10のアプローチ [本(言語学]

『認知・機能言語学-言語構造への10のアプローチ』
マイケル・トマセロ(比較認知科学、心理学)
研究社(2011)


原題:The New Psychology of Language
新しい言語の心理学

チョムスキーと対立する認知言語学の展望を知る。
私もこちらを支持したい。

多くの言語では未来を表す文法標識は欲する、
行く、試みるといった動詞からきている。
助詞や前置詞、介詞などは動詞から派生しているのだ。

単独だと非文法的で意味的におかしいとされる表現が
適切な談話の文脈に入れてやることで
しばしば矛盾のない自然で文法的な表現に感じられること。
文法間違いというのは意外と難しいのだ。

Hopperの定型句の集積としての文法:
我々が言語あるいは文法と信じているものは
実は定型句の浮動する記憶にすぎない
使用と頻度の副産物として自然発生的に文法が創発する。

・今日の一言(本文より)
色のない緑の概念が猛烈に眠る。
Colorless green ideas sleep furiously.
색깔 없는 초록색 아이디어가 난폭하게 잠자고 있다.
没有色彩的绿色念头睡得好猛。

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