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草原の風 - (下) [光武帝劉秀(Emperor Guangwu)]

『草原の風 - (下)』
宮城谷昌光(作家)
中央公論新社(2011)


劉秀が河北で一段落ついて、
皇帝に即位するまでと、
その後を経過をざっと描く。

即位後の展開の速さを見る限り、
やはり打ち切り説は有力だと思う。

『後漢書』をベースにした小説に歴史を解説する感じで進む。
光武帝の話を構成する難しさをしみじみと痛感させてくれる。

光武帝はどういう順序で解説するべきか難しい。
純粋に時系列に沿って話を進めるとかえって混乱するし、
かといって、人物ごとに過去と未来を語ってしまうのも変だし……

人物はいっぱい登場するが、
性格が見える人物が少ないのも難点かな……

・今日の一言(本文より)
凡庸のなかではすぐれたほうだ。
庸中佼佼。常人中特别出众的人物。
鶏群の一鶴。多くの凡人の中でずば抜けてすぐれた人。
군계 일학. 평범한 사람들 중에서 비범한 사람.
Person distinguished from the common run.

タグ:宮城谷昌光
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