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도가니(るつぼ) - 공지영(コン・ジヨン) [原書(韓国語]

『도가니』
공지영(作家)
창비(2009)


『るつぼ』コン・ジヨン著。

光州の障害者学校(主に聴覚障害者と知的障害者)での実際の事件をベースにした小説。校長、教頭、先生が小学生の男女児童への性的暴行の常習犯だった。被害児童の数人は自殺までしている。しかも警察から地域社会まですべてがぐるになっているという。

主人公はそこに外部から赴任した先生で、その視点から描かれている。

裁判の結果も執行猶予がついて、現職に復帰してまた生徒に教えることになったのも、事実そのままらしい。

韓国では今年に『도가니法』が成立して、障害者学校を点検中だが、著者コン・ジヨンの元には相当な脅迫と政治的圧力が来ているというから大変だ。

法律に影響を与えたという点から、日本で言うと宮部みゆきに相当するかも。

(2010.09.06読了。韓国語多読17冊目)

・今日の一言(本文より)
소리를 낼 엄두를 내지 못했기 때문이리라.
声を出そうと思うことすらできなかったためであろう。
肯定是因为连想要发出声音都不能吧。
It was mabye because she couldn't even think to speak out.

タグ:공지영
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