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Momo - Michael Ende [原書(英語]

『Momo』
Michael Ende(German writer of fantasy)
PUFFIN(1973)


日本でも有名なミヒャエル・エンデの小説『モモ』の英語版。原書はドイツ語でそれを英訳したもの。日本では児童書だと思うのだけど、英語版は児童書とは思えないほど単語が難しい。

surreptitiously
inconspicuous
sympathetically
gesticulating excitedly
unaccustomed to running
as indistinguishable as peas
uncomprehendingly
incalculable risk
unintentionally

これって児童書に使う表現じゃないよね。
言語は外国語をそのまま借りるタイプの言語、英語や日本語と、自国語に変換して造語するタイプの言語、中国語とドイツ語がある。上記の単語はドイツならば簡単な合成語で、それを直訳しているのではないかと思う。

英語圏では大人が読む時間に関する哲学小説と思われているのかも。あるいは精神分析的でもある。やはり日本語訳の方が実際の原書のムードに近いのではないかと思う。

モモと友人たちとの友情、時間泥棒との戦いはとても面白く、かつ社会予言的な風刺でもある。大人が読んでも、あるいは大人だからこそ面白く読める小説かもしれない。
(2009.07.11読了。英語多読3冊目)

・今日の一言(本文より)
That much I do know, but you can't touch of hold it.
よく知っているもの、けれども持って触わったりできない。
잘 알고 있는 것, 그러나 가지고 만질 수 없다.
熟知的东西,不过不能拿着摸。

タグ:Michael Ende
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