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ヤバい統計学 [本(発想と効率]

『ヤバい統計学』
カイザー・ファング(統計学者)
阪急コミュニケーションズ(2010)


原題:Numbers Rule Your World
邦題はちょっと狙い過ぎだよね。
内容からは"まっとうな統計学"という感じ。
うまくいった統計の話が中心なのだ。

嘘発見器は間違いが多すぎて信頼できない。
まだたいした性能はないのだ。

犯罪心理学者ソウル・カシン
無実であること自体が無実の人を危険にさらす。

無実の人は警察に協力するが、
警察がその人を犯人と見ている場合、
自分が犯人と思える間接証拠が増えてしまうのだ。
その点、真犯人はたいてい黙秘して弁護士を呼んでしまうので、
間接証拠が完全に遮断されてしまう。

ロトくじ販売店関係者の異常な当選率。
なんと当たり券を盗んでいた。
日本でもこういうのあるのかも?

・今日の三言(本文より)
There are three kinds of lies: lies, damned lies, and statistics.
世の中には三つの嘘がある。嘘、真っ赤な嘘、そして統計だ。
세상에는 세가지 거짓말이 있다. 거짓말, 새빨간 거짓말, 그리고 통계.
世界上有三种谎言:谎言,该死的谎言,统计数字。

Numbers already rule your world.
数字はすでに私たちの世界を支配している。
숫자는 이미 우리들의 세계를 지배하고 있다.
数字已经统治着我们的世界。

The statistics show that innocent people are more likely to waive the rights of designed to protect them, such as the right to silence and to counsel, and they are more likely to agree to polygraphs.
統計を見ると、無実の人ほど黙秘権や弁護士を呼ぶことなど自分を守るための権利を放棄する傾向があり、ポリグラフ検査や家宅捜索などの任意の捜査に同意する傾向がある。
통계를 보면 무죄인 사람일수록 묵비권이나 변호사를 부르는 것 등 자신을 지키기 위한 권리를 포기하는 경향이 있고, 거짓말 탐지기 검사나 가택수색 등의 임의수사에 동의하는 경향이 있다.
根据统计,越是无罪的人越有放弃沉默权或请律师等保护自己的权利的倾向,还有同意测谎器检验和搜查住宅等任意的搜查的倾向。

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