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ベッカー教授、ポズナー判事の常識破りの経済学 [本(経済学思考法]

『ベッカー教授、ポズナー判事の常識破りの経済学』
ゲーリー・S. ベッカー(経済学)
東洋経済新報社(2009)


原題:Uncommon Sense

テーマは面白いが結論はありきたり。
経済学の常識的考え方を知ることができるが、
内容の中身の低さはほとんどトンデモ本レベルである。

日本は投資に対する税率を下げるべきとしている。
全然、日本について知らないのだ。
日本は供給側の資金は有り余っており、
消費に回るお金を投資に回せば不況が悪化するのは確実である。

著者たちの主張には、
男女の生み分けを禁止する必要なし、
臓器売買をすべきであるなどもあるが、
経済というものを全くわかってない誤りである。

市場競争がうまく機能しないケースは、貧乏人に強い需要がある場合。
この場合、強い需要を購入資金として表現できないからである。
あるいは生産量が限定されているもの。
この場合は、供給側が供給を増やすことができないから過剰暴騰する。
要するに、市場が理想とするような弾力性を持たない財があるのだ。
強い需要と実際に支払える金銭がかみ合わないとき社会不安が起こるのである。

・今日の一言(本文より)
The orphanages in China predominianrly have girls.
中国の児童養護施設は女の子が圧倒的に多い。
중국의 고아원은 여자 아이가 압도적으로 많다.
中国的儿童福利设施的孩子大部分是女孩子。

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