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高校生女流名人誕生-里見香奈倉敷藤花が清水市代女流三冠を破る:将棋界もついに世代交代か [本(将棋]

2月10日の第36期女流名人位戦五番勝負の第3局で里見香奈倉敷藤花(17)が勝利。中盤の千日手模様の手待ちから桂馬を捨てての飛車が成り込み、金桂損ながら、駒の活用度の差で清水市代女流三冠(41)の粘りを振り切っての勝利。

女流名人位戦は三局ともに快勝である。指し手を見ていても今までの女流とは違う印象を受けた。女流に多い直線的な指し方をしないし、終盤の正確さは群を抜いている。しばらく伸び悩んでいたけども、最近は徐々に調子が上がってきた。おそらく同じ振り飛車党である男性棋士の久保利明棋王の棋譜などを研究した結果ではないかと思う。一年前と比べても序盤の組み方にかなりの変化が見られる。

女流のタイトルホルダーは順位戦以外の男性棋戦にも参加できるので、もし瀬川晶司四段と同じ成績を残せば、フリークラスでの昇格規定に準じて順位戦C2参加が有り得ると思う。ただし瀬川四段と同じ0.650という勝率は相当に厳しい。女流棋士の男性棋戦の勝率は一番高い石橋幸緒四段でもたった0.250である。これからどれだけ伸びるかが注目される。

男性の方も世代交代のムードがある。B1で手こずった渡辺明竜王(25)が2月5日のB級1組12回戦で、ついにA級に昇級を決めた。今年の勝率は0.750に及ぶ。対羽生6連勝、対森内6連勝の後、相性が悪かった深浦に3連勝、久保、行方にも勝ち始め、大きな壁を打ち破った感がある。いつ名人を奪取することになるのか、羽生善治四冠(39)が40代になったときどんな将棋で渡辺竜王と戦うのかが注目だ。

・今日の一言(辞書の比較)
名人:碁・将棋で最高の地位の一つ。
명인:바둑이나 장기에서, 최고위의 칭호의 하나.
名人:日本授予围棋、将棋名人赛优胜者的称号。
Meijin:a grandmaster of go/shogi.

タグ:里見香奈
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