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祝!宮城谷光武帝連載始まる!「草原の風」 [本(小説]

……何で草原の風なんだろ? 出身地南陽だったら田園の風じゃね? 南陽は当時稲作地帯だし。宮城谷先生、劉秀は出ますか? もしかしてずっと劉欽(光武帝の父)の話ですか?

それはともかく、めでたい!光武帝の紹介をHPから引用しておく。

●簡単な物語
 三国志のおよそ200年前、西暦1世紀の中国。新の皇帝王莽の儒教政治が失敗し、反乱軍の更始帝が取って代わったが、失政がさらに続き群雄割拠の時代となり、将軍であった劉秀が独立して戦い、天下を統一した。

●変幻自在の男・光武帝劉秀
 紀元前5年1月13日の夜に生まれ、西暦57年3月27日に没した(グレゴリオ暦換算)。字は文叔。南陽郡蔡陽県の人。別名・白水真人。身長170cm前後、鼻が高くて口が大きく額が少し出ているらしい。
 若い頃は農民として熱心に働き、長安に留学すると学生として過ごし、お金が不足したので驢馬をひく商人になるも、裏では逃亡者を匿う侠客であった。乱世になると将軍として活躍し、ついには皇帝となる。予言書や儒学の研究が好きな学者でもある。
 寛容で人をよく許し至仁の皇帝として知られる。趣味は宴会(酒には強くないが)、乗馬、読書など。面白い話をするのが大好きで、徹夜して翌朝になるまで話し続けることもしばしば。お忍びで宮殿を抜け出して遊ぶことも数多く、庶民的で親しみやすい皇帝である。
 
●武の道を極めた勇者
 だがひとたび剣をとり戦場に出れば、百万人の敵軍に三千人を率い突入して大将の首を取り全滅させ、皇帝として十万人の大軍を率いるようになってもなお自ら敵中へと斬り込み、その勇姿は「真天人也!(まことに天の人なり)」と兵士たちを感嘆させ、その戦いぶりは「其勇非人之敵(その武勇は人間に敵対できるものではない)」と称えられた勇者である。
 ただし家族や友人はみなその強さを知らず、戦場で初めて知り驚くことになる。
 天の星座の生まれ変わりとされる二十八将軍(鄧禹、呉漢、賈復、耿弇、寇恂、岑彭、馮異、朱祐、祭遵、景丹、蓋延、銚期、耿純、臧宮、馬武、劉隆、馬成、王梁、陳俊、杜茂、傅俊、堅鐔、王覇、任光、李忠、萬脩、邳彤、劉植)や、来歙、馬援などの名将とともに天下を統一する。
 戦場を共にした将軍を一人も粛清しなかったことや、幼なじみの恋人である陰麗華と生涯を幸福に暮らしたことで知られている。
 天下統一すると剣を捨てて平和主義に徹し、武を極めて武を捨てるという理想像を達成した史上唯一の人物である。徴兵制の廃止、人権の平等化、奴隷の解放、経済の自由化、識字教育の普及など民衆のための政治を行い、伝説時代を超える繁栄の時代を築き上げたと賞賛されている。
 ジョークを好み、人々を楽しませることが生きがいだが、最愛の妻たる陰麗華は「冗談が嫌い(不喜笑謔)」だそうで……そのセンスの程がうかがえる。

●面白い逸話
 学生時代のこと。当時の大臣である同姓同名の劉秀が皇帝になるという噂があり、宴会でもその話題になった。そのとき「それって僕のことかも」というと一座が大爆笑になった。
 皇帝になってからのこと。友人に会いに行って一緒に雑魚寝したが、友人の寝相が悪く、足を腹に載せられた。その晩、天の皇帝の星の横に超新星が現れて、天文官が驚いて報告すると、それは私の友人の星だろうと答えた。
 遠くに遊びに行き夜遅く帰ったため城門が閉まっていた。皇帝であることを告げて顔を見せても開けてもらえず、夜中に城外をさまよった。城門の番人にはルールを守ったことを称えて褒美を与えた。
 郷里に帰ったとき役人に税金を無くすように頼まれた。それを断るとお金をケチっているだけだと言われた。
 宴会の席で美人画の屏風コレクションを並べて自慢していると、家臣に叱られて、慌てて撤収した。
 幼なじみの妻である陰麗華との物語は七夕の牽牛と織女の物語そっくりである。それを裏付けるように、『漢書』天文志は劉秀誕生の後に牽牛星の近くに彗星が70日間も輝いたことを記録し、『後漢書』天文志は陰麗華が没する直前に織女星の近くに大きな流星が現れたことを記録している。
 言うまでもなく日本に漢委奴国王の金印を贈ったのが光武帝である。

※もちろん、これらはすべて『後漢書』及びその注に記載された史実である。

詳しく知りたい人はこちらへGo!
光武帝と建武二十八宿伝

・今日の二言(光武帝の言葉より)
楽人者其楽長,楽身者不久而亡。
他人とともに楽しむのはその楽しみも長いが、自分一人で楽しむのは長く続かずなくなるものだ。
다른 사람과 함께 즐기면 그 즐거움이 길지만, 자신 혼자서 즐기면 오래 지속되지 않고 곧 없어지는 법이다
The pleasure together with others will be endless, the pleasure with oneself will pass away any second.

天地之性人為貴。
この世界においては、人であることが尊いのである。
이 세상의 인간은 모두 존엄한 존재이다.
In the Heaven and the Earth, being human itself is precious.

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