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ミステリーの人間学-英国古典探偵小説を読む(岩波新書) [本(読書と文章]

『ミステリーの人間学/廣野由美子/岩波新書/2009』
著者:英文学、イギリス小説
評価:ミステリーから人間を学ぶ。面白い


物語の時の流れを止めるもの。
なぜと問わせる要素がミステリー。

探偵という主人公の発明。
他人をとことん追い詰めても
自らは全く無傷であることを可能にする文学上の装置。

探偵小説は民主主義国家にしか生まれない。
正義とフェア・プレーを前提として、
読者の論理思考を鍛錬する文学であるため。
中国や韓国の名探偵っているのかな?

コナン・ドイルは1903年と1906年に冤罪事件のために闘った。
自身が探偵のようなこともしたのである。

ミス・マーブルの人間観。
多くの人たちは悪人でも善人でもなくてただとても愚かなだけよ。

私も全くそうだと思う。
もしもあなたがある人を悪人だと思ったり、
ある人から悪意を感じたなら、
それは単にその人が愚かな善人である可能性の方が高いのだ。

・今日の一言
ミス・マープル:多くの人たちは悪人でも善人でもなくてただとても愚かなだけよ。
미스 마플 : 많은 사람들은 악인도 선인도 아니고 단지 매우 어리석을 뿐이야.
珍马波小姐。大多数人不是坏人也不是好人只是非常愚蠢而已。
Miss Jane Marple : Most of the people is not a bad person or a good person, but they are very stupid.

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