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精神障害者をどう裁くか(光文社新書) [本(法律と犯罪]

『精神障害者をどう裁くか/岩波明/光文社新書/2009』
著者:精神科医
評価:精神障害と刑罰の関係を知る


2007年の検挙人数の内、精神障害及びその疑いがあるのは2545人。
全体の0.7%。
精神障害者は302.8万人で人口の2.4%だから、
犯罪全体では健常者より比率が低い。

ところが、殺人と放火は異なる。
2007年で殺人では9.6%、放火では15.2%を占めているのだ。
この意味は難しいところ。

昔のヨーロッパは人権が無視されていた。
18世紀の精神病院ベスレムは、
観光名所でもあり狂者を一般公開し入場料を取っていた。
年間9600人の客が訪れたという。
動物園のような扱いである。

犯罪の扱いも違う。
19世紀には、被害者の遺体をそのまま置いて、
犯行現場の有料公開していた。

スウェーデンは事件報道はすべて匿名が原則、
人権をいうならマスコミは実名報道を止めるべきである。
マスコミは懲罰組織ではなく、
犯罪者を罰する権利などないのだ。

・今日の一言
18世紀の精神病院ベスレムは年間9600人の観光客が訪れる観光名所であり、狂者を一般公開し入場料を取っていた。
18세기 정신병원 베스렘은 일년간 9600명의 관광객이 방문하는 관광 명소이며, 정신병자를 일반공개해서 입장료를 받고 있었다.
18世纪精神病院贝特莱姆是一年平均有9600人的观光游客访问的名胜之地,向游客们公开精神病人,并收取入场费。
Bethlem Royal Hospital in the 18th century was the tourist attraction where drew 9,600 visitors a year. They put mental patients on view and charged an entrance fee.

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