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人を動かす情報術(ちくま新書) [本(社会心理学]

『人を動かす情報術』
春木良且(先端学際工学)
ちくま新書(2007)


メディアの本質を探る

ネットにおける日本語の躍進。
全世界のブログの37%は日本語。
世界一である。
問題は質だな。

情報社会で増加しているのは
情報そのものより情報表現。
情報の伝達量が増えただけで、
元の情報量はそれほど増えていないのだ。

記者の持つメディアの透過性。
テレビに向かうと視聴者に語るように見える。
取材される側は記者に答えているつもりなのに、
それをテレビで見ると、視聴者に話しているように見えるのだ。

キリンビールの小話。
キリンビールのラベルのキリンの文字が隠れている。

ジャック・エリュールの皮肉な言葉。
状況が不確かなとき、
情報収集に熱心な市民ほど大衆説得に屈しやすい。
ネットにはそういう人が多いと思う。

防犯対策。
停止階が外からわからないエレベーター。
何階で降りたかわからなくするのだ。
一人暮らしの女性が
コンビニで食事や箸を一人分もらったりしないこと。
細かいな。都会は危険なのかねえ。

消費者の消費行動の信頼度。
売り手の言葉47%
メディアの言葉53%
他の消費者の言葉90%
他の人がしたら信頼するのである。単純だな。

スリーパー効果。
信頼性の低い情報源からの情報でも、
時間が経過すると信頼度が高まってしまう。
生き残ったこと自体が信頼度を高めるのだ。

インターネットの特性。
ウェヴは蓄積媒体として機能が高く、
情報の外在的整合性チェックに寄与する。
インターネットはテレビなど伝達メディアの保存庫になる。
テレビや新聞とは棲み分けるのである。

・今日の一言
キリンビールのラベルにはキリンの三文字が隠れている。
"キ・リ・ン" three characters are hidden in the label of Kirin beer.
기린 맥주 라벨에는 キ・リ・ン의 세 개 글자가 숨겨져 있다.
在麒麟啤酒的标签里隐藏着"キ・リ・ン"三个字。

タグ:春木良且
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