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手話ということば-もう一つの日本の言語(PHP新書) [本(手話/聴覚障害]

『手話ということば』
米川明彦(日本語学、社会言語学、妻がろう者)
PHP新書(2002)


ろう者の歴史と手話を客観的に知る良書。

この本のテーマは、
・ろう者の歴史
・手話通訳制度
・ろう学校における手話法の採用
・手話の法的保障
など。

お面をかぶって手話すると、
グローブをはめて手話するより内容がわかりにくい。
表情が言語の一部なのが手話の特徴。

ろう者の交通事故発生率は健聴者より低いらしい。
話したりラジオを聞いたり携帯を使ったりしないため。

世界最大の手話辞典は、日本語-手話辞典。
手話って辞典で見てもわかりにくそう。
You Tubeとかで手話辞典を作る時代が来るかな。

口話法のため、ろう学校が日本語学校になっていること。
最近は改善されたと聞くけどもどうなんだろう。

台湾、韓国では日本の特に大阪の手話が通じるらしい。
行くことも多いし、ちょっと覚えようかな。

手話は意味を借りることも。
佐藤さんは砂糖さんとなる。
音そのものの名前ってろう者には意味ないものね。

手話と漢字の共通点のリストも興味深い。

・今日の一言
手話では佐藤さんは砂糖さんである。
Mr. Sato is Mr. Sugar in sign language.
수화에서는 사토(佐藤)씨는 설탕씨다.
手语中佐藤先生是砂糖先生。

タグ:米川明彦
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