SSブログ

韓国現代史-大統領たちの栄光と蹉跌(中公新書) [本(韓国事情]

『韓国現代史』
木村幹(比較政治学、朝鮮半島地域研究)
中公新書(2008)


歴代大統領の経歴を追うことで歴史を語る。
面白い。

李承晩は大韓帝国での拷問を
日本の拷問として演説。
哲学博士号を持つ初の韓国人となる。
親日でないが親米で、
1920年韓国を国際連盟の委任統治領に要請した。

解放直後の4つの勢力。
・呂運亨の朝鮮人民共和国
・金九の大韓民国臨時政府
・ホッジの米軍政府
・李承晩の独立促成中央協議会
ここから李承晩が勝ち抜いたわけ。

軍内南労党組織にいた朴正煕。
活動はなかったとはいえ、共産党系にいたのが驚き。

朴正煕の四月革命。
たった3600名だったが、
韓国軍が同士討ちすると北朝鮮が侵攻してくるため動けず。

女性政治家朴順天
大学でも肉体労働した李昭博、
サラリーマンの神話と言われる出世劇。
背後に朴正煕の期待があったらしい。

盧武鉉。
ヨットを愛する租税分野専門弁護士から釜山の人権派弁護士へ。

26歳で国会議員になった金泳三。
未来の大統領金泳三と大学時代から宣言していた。
政治九段のウルトラCで大統領に。

・今日の一言
サラリーマンの神話の裏に朴正煕の影があった。
There was the shadow of Pak Jung-heui behind "the myth of the white-collar worker".
"샐러리맨의 신화"의 뒤에는 박정희의 그림자가 있었다.
"上班族的神话"背景有朴正熙的影子。

タグ:木村幹
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。