SSブログ

フロー体験-喜びの現象学(世界思想セミナー) [本(幸福論]

『フロー体験』
チクセント・ミハイ(心理学)
世界思想社(1996)


名著。人間の最適経験の構造を知る。

最適経験の理論、フローとはどんな状態か?
一つの活動に没入して他の何ものも問題とならなくなる状態。
それ自体が楽しく、
純粋にそれをするために多くの時間や労力を費やす状態。

その条件とは?
それが達成され自分が自分の生活を支配していると感じ、
それを意味のあるものと感じるとき。

その特徴は?
達成できる見通しがあり、集中し、目標があり、
フィードバックがあり、没入しており、
自己統制感があるが自己消失と事後の自己感覚の強化があり、
時間感覚の変化がある。
統制している現実ではなく統制の可能性がある。

どうすればできるのか?
環境の細部に綿密な注意を払い、
自分に可能な挑戦を見つけること。

ある物理学者のエピソード。
生徒が二人でも授業した物理学者チャンドラセカール。
その生徒二人はノーベル賞を取り、
後に自分もノーベル賞を取った。

自己を発揮させるルール
目標の設定、活動への没入、現在への注意集中、
体験を楽しむことを身につけること。

どんな人か?
成人しても一貫したライフテーマを持つ人々。
幼い頃の両親のお話や本の読み聞かせを思い出すことが多いという。
親の教育の影響が大きいようだ。

人が最も楽しいと感じるのは、
最も積極的な気分になるのは友人といるとき。

私は常々光武帝劉秀という人物を調べているが、
この人物はまさにフロー体験を持っていると思う。
劉秀の言葉である成語"楽此不疲"の語源、
"我自楽此,不為疲也(楽しむものは疲れない)"
は、まさにフロー体験で生まれる言葉だ。

そして家族と友人を大切にし、
共に過ごす時間を最も楽しみとしたことも、
最適経験のルールに適合している。

その生涯で農民、学生、商人、侠客、将軍、学者、皇帝、
と環境が変転しても常に楽しんで高い能力を発揮したが、
おそらくは自らの環境を常に積極的に受け入れて、
詳しく観察することができたためだろう。

・今日の一言
自らの環境の細部に綿密な注意を払い、自分に可能な挑戦を見つけることができる人間は、日々を楽しんで暮らしなお進歩し続けることができる。
자기 환경의 작은 일에도 면밀하게 주의하고, 자신에게 가능한 도전을 찾을 수 있는 사람은, 나날을 즐겁게 살 수 있고 더욱 계속 진보할 수 있다.
When you carefully watch the detail of your environment to find challenges that you can do, you can enjoy your daily life and improve yourself.
The man who can carefully watch the detail of his environment to find challenges that he can do can enjoy his daily life and improve himself.
能够仔细观察自己环境的细节,在那里发现自己可能挑战的人,每天的生活过得很愉快,而且不断地提高自己。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。