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疑似科学入門(岩波新書) [本(論理思考]

『疑似科学入門』
池内了(宇宙論、科学・技術・社会論)
岩波新書(2008)


疑似科学を分類して整理する。あくまでも初歩。

疑似科学の三分類
第一種:占い・超能力・超科学系・疑似宗教系
第二種:永久機関・ゲーム脳・マイナスイオン・健康食品・統計トリック
第三種:環境問題など複雑系の過剰な断定

一番多い錯覚のパターンは、不調のときの行為に原因を求めること。
あることを行った後に良くなると、
それが効果があったと思ってしまう。
人生は山あり谷ありだから、
谷のときの行動に効果があると思ってしまうのだ。

疑似科学は反証ができない。
ラッセルのティーポットとは?
地球と火星の間に、
楕円軌道を描いて公転している陶磁器製のティーポットが存在している。
これは反証ができないが実在すると主張するのはおかしいわけ。

複雑系の問題では論理が不明瞭だからといって否定できない。
日本政府はフロンもBSEも科学的証明がないとして拒否した。
複雑系の困難さを利用して、
科学的根拠なしを当て嵌めるべきではないのだ。
他にも、脚気のビタミン説がその根拠がないとして否定され、
陸軍に大被害を与えたのが有名だ。

・今日の一言
人生は山あり谷あり。だから、人は谷のときの行動が効果があったと誤解する。
Life has its peaks and valleys. Therefore we always misunderstand that the behavior in a valley is effective.
인생은 산도 있고 계곡도 있고. 그러므로 사람은 계곡에서 한 행동이 효과가 있었다고 오해한다.
人生充满了欢乐与痛苦。因此,人们误解在痛苦时候的行为见效。

タグ:池内了
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