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競争しても学力行き止まり-イギリス教育の失敗とフィンランドの成功(朝日選書) [本(教育]

『競争しても学力行き止まり』
福田誠治(教育学、比較文化)
朝日選書(2007)


世界の教育の失敗と成功の例を知る。

イギリスの国家カリキュラムは、
当時のイギリスの主要な教育学研究者を排除して作られているという。
これって今の日本と全く同じだ。
教育諮問会議だっけ?
ど素人ばかり集めて妄言を垂れ流してたもんな。

競争主義のイギリスの学力テストでトップになった学校は、
政府の授業指導を一切無視していた。
競争しないことでトップになったのだ。

日本の教育関連企業ベネッセの考えは、
日本人に欠けているのは相手を説得する論理力としている。
しかし著者はそれは少しずれているとし、
日本人が苦手なのは考えて書く力の前段階、
情報を集める段階であると指摘している。

日本人に必要なのは自分に足りない情報を探し、
他人と自分の考えがなぜ違うか考える能力なのである。

私が前に書いたことと同じだ。
論理力よりも情報を比較する能力こそ必要なのだ。
なぜなら世の中に存在する問題のほとんどは、 答えが既に出ているからだ。

・今日の一言
インターネットの時代では情報を比較する能力が重要だ。
We need the ability to compare information in the Internet age.
인터넷 시대에서는 정보를 비교하는 능력이 중요하다.
互联网的时代,我们需要比较消息,发现质量好的消息的能力。

タグ:福田誠治
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