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スケッチは3分(光文社新書) [本(身体技術]

『スケッチは3分/山田雅夫/光文社新書/2006』
著者:都市設計家
評価:すらっと読んで線画のコツがわかる良書

線描写と面塗りだけで、定規を使わずにさっと描く方法論。

写真とスケッチの違い。
写真のように写すには面の集合と捉えてグラデーションを表現する。
けれども線画は面の集合体の記号だ。
写真では枠が重要、スケッチでは対象が重要。
写真は2次元だけど、スケッチは3次元。

楕円を描く練習法。
円の内側に徐々に扁平になるように楕円を段階的に描く。
やってみると意外に難しい。

線画のコツ。
・可動な部分は二重線にする
・構図は右上がりにする
・消点を設定する
・描くテーマは一つに絞る
・薄い部分から塗る。
・円筒形には中心線を設定する
・手前の部分から描く
・上から下に向かって描く
なるほど。ちょっと練習してみよう。

交点の描き方が難しいと思う。
基本的には線の交わる部分は描かないのがいいと思う。
線が交わるのは、物体の重なりによるものが多いが、
その場合、物体までの距離が違い、くっきり見えないはずのものである。
線にそのまま描くと、
実際の印象よりその部分が強く強調されてしまうのだ。

『美しい声で日本語を話す/米山文明/平凡社新書/2007』
著者:声帯医学、耳鼻咽喉科、音声言語医学
評価:声を出す仕組みを知る

裏声とは、声帯の一部分だけ使うもの。
そういえばそんな感じかな。

高音域は努力次第で延ばせるらしい。

優れた歌手は、
年齢による身体変化に適応するように発声方法を微調整。
年齢に逆らわず順応するのだ。

あくびをしたときを思い出すこと。
喉と口の形が声を出すのに理想的だそうだ。

発声の基本は体に共鳴させること。
お腹に力を入れるのではでなく、
腰以外に力を入れないこと。
頭のてっぺんから足の裏まで、
すべてがその人物になって声が生まれるわけ。

『声のトレーニング/小林由起子/生活人新書/2004』
著者:ヴォイス・トレーニング
評価:声の練習法

軟口蓋が上がらないと声が響かない。
軟口蓋はあくびすると上がるもの。

これが気になったのは中国語の発音に関係するから。
中国語では軟口蓋をよく使うようだ。
n音とng音の違いは、喉で声を響かせる違いなのだが、
それには軟口蓋を上げなければならない。
また、有気音と無気音の違いでも、
無気音のときは軟口蓋が上がっているように思う。
韓国語の濃音も軟口蓋が上がっている。
さらに英語の発音は基本的に軟口蓋が上がっているものが多いと思う。

『通勤電車で座る技術!/万大/かんき出版/2005』
著者:メールマガジン、印刷会社
評価:メールマガジンより・簡単に読める楽しい本


・今日の一言
消点を決めて直線を描き、楕円の集合として物体を描く。交点は描かない。
Set a vanishing point and draw a straight line. Draw an object as a combination of ovals. Don't draw a point of intersection.
소실점을 결정해서 직선을 그리고, 타원의 짜맞추기로서 물체를 그린다. 교점은 그리지 않는다.
确定没影点画直线,用椭圆体画物体。不画交点。

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コメント 2

スケッチの基本の勉強になりました。ありがとうございました。
by (2008-02-21 22:05) 

Kay-akira_Hirota

その言葉は著者にお願いします。私はこの言葉を受け取ることはできません。
by Kay-akira_Hirota (2008-02-22 07:42) 

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