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ダメな自分を救う本 [本(幸福論]

『ダメな自分を救う本/石井裕之/祥伝社/2006』
著者:催眠療法家
評価:潜在意識へ働きかける実践的心理スキルを学ぶことができる良書

潜在意識はないものを理解できない。
潜在意識というのは、脳の自動連想システムのことなので、
"ない"という機能語は理解できないのである。

今この瞬間に何ができるかを考える。
やろうと思えばできるのに今までやらなかったことを、
一つ一つ行って進んでいくこと。
モチベーションの維持のためにも、小さな目標に分割する。
これは大切なこと。
具体的に計画を立てて一つ一つ消化していくのがいいのだろう。

その夢は本当にやりたいことなのか。
夢を実現すると失うものもあるという指摘。
実はその失うもののためやりたくないことを
やりたいことと誤解しているため、
できないというケースがあるようだ。
本当にやりたいことを考えるというのは難しい。

目標達成したらやろうと思っていることを先にやってしまうという。
"捕らぬ狸の皮算用"という言葉もあるけど……

好きなペットの理由が、自分が見られたい個性らしい。
私は猫なんですが……うーむ。
ちなみに韓国人や中国人は猫嫌いが多い。不気味だと思うようだ。

可能なら飼ってみたいペットは、理想のパートナー像らしい。
……なんだろ。ポニーかな?
どんなパートナーやねん。(笑)

虐待する親は、自分が愛せないからという。
確かにそういう人もいるだろうが、
多くの人は乳幼児に接するスキルを学ぶ機会がなかったためと思う。
核家族化と近所づきあいの減少が原因にあるだろう。
だいいち、自分が愛せないからでは
子育てに悩む人へのアドバイスにならない。
実際にはテクニックで回避できる部分が多いのである。

聞き上手のためにはまず聞かせ上手になる。
最初に自分について感情を込めて話すこと。
相手に聞きたいことがあったら、
そのことについて自分がまず話すこと。
これは質問の鉄則である。
また、相手の言ったことを絶対に否定しない。
否定は会話を断絶してしまうから。
アドバイスもしないこと。
関係が浅い人にアドバイスしても反発されるだけ。
アドバイスというのは上から下への発言なので、
お互いの関係が確認されていない段階でしてはいけないことである。
光武帝の軍師である鄧禹は、
きっとこういうのがうまかったのだろうと想像している。
※キャラ設定中

自分が好きになれない人へ。
無理に自分を好きになろうとせず、
自分が好きな自分になろうとするべきという。
建設的で積極的な言葉だ。
人間というのは変わるものだ。
"君子豹変す"の気持ちでいこうと思う。

・今日の一言
取らぬ狸の皮算用
Don't count your chickens before they are hatched
김치국 부터 마신다
너구리굴 보고 피물돈 내어 쓴다
打如意算盘。
还没有打着狗熊,別说分皮的话。

(本は読むだけでなく実践しないといけません!)

タグ:石井裕之
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